施設概要
構造・設備
優れた耐震性能
新耐震基準の1.25倍相当の耐震強度を持つ
「Ⅱ類構造体」を採用
制震装置により建物の揺れを低減する制震構造を採用。 駅直上の施設である
ことを考慮し、大地震時も人命の安全やビルの基本的機能を確保するとともに、
阪神淡路大震災クラスの地震においてもビルに留まることが可能な高い耐震性能
を保有します。
被災度即時推定システム
地震発生後の迅速な初期対応が可能
地震発生後の早期復旧に備え、揺れによる館内の被災度を迅速に評価する
「被災度即時推定システム」 を導入します。
浸水対策
浸水時にビル機能を維持
イノゲート大阪における2階の床高は 7.2m
万一の浸水リスクを回避するため、
重要基幹設備と防災センターを2階以上に配置します。
大阪駅周辺地区の浸水予測
安定した電力供給
停電時も非常用発電機により
72時間電力供給が可能
受電方式は、信頼性の高い3回線スポットネットワーク受電方式を採用。
電力供給が全てストップした場合でも、非常用発電機により共用部及び貸室部の一部に72時間の電力供給が可能です。
- 貸室部への停電時電力供給範囲:コンセント(各分割エリア毎1.5kVA)、照明(25%~30%)
緊急時換気システム(感染症対策等)
エマージェンシーモードにより
2回以上/時間の換気量を確保
通常時は、CO2濃度に応じた自動運転(換気回数:0.5~2.0回/時間)により、省エネ性を確保します。
感染症対策などの緊急時対応として、換気回数を2回以上/時間に引き上げるエマージェンシーモードを搭載。
必要に応じて自然換気設備により自然外気を取り込むことも可能です。
ICOCAを活用した
安心のセキュリティシステム
JR西日本が発行する非接触型ICカード「ICOCA」を使用したセキュリティシステムを採用。
鉄道やバスなどの乗車券や電子マネーとしてご利用の個人所有のICOCAをセキュリティカードとして登録することが可能です。
最大4段階認証システム(予定)
オフィス関連の主な緊急時設備
計画概要
建物概要
- 物件名称
- イノゲート大阪
- 所在地
- 大阪市北区梅田三丁目2番123号
- 主要用途
- 事務所、飲食店舗等
- 交通
- JR:大阪駅、北新地駅
阪急、阪神:大阪梅田駅
大阪メトロ:梅田駅、西梅田駅、
東梅田駅
- 竣工
- 2024年7月
- 事業主(施主)
- 西日本旅客鉄道株式会社
JR西日本ステーションシティ
株式会社
- 設計
- 西日本旅客鉄道株式会社
株式会社大林組
- 施工
- 大林組・大鉄工業
特定建設工事共同企業体
- 監修
-
ジェイアール西日本コンサルタンツ・
東畑建築事務所設計共同体
- 構造
- S造/SRC造 制震構造
- 規模(階数)
- 地上23階 地下1階
- 建物高さ
- 約120m
- 敷地面積
- 約3,716㎡(1,124坪)
- 延床面積
- 約60,440㎡(18,283坪)
- 駐車場
-
大阪ステーションシティ駐車場
(別棟)
設備概要
- 受電方式
(受変電設備) - 22kV 3回線
スポットネットワーク受電方式
- ビル共用
非常用発電 - デュアルフューエル仕様
ガスタービン発電機
1,250kVA✕2基
- 空調熱源
- 地域冷暖房
貸室概要
- 中層階貸室面積
- 約1,645m(498坪)
- 貸室総面積
- 約22,960㎡(6,958坪)
- 天井方式
- 600mm×600mm
グリッド天井システム
(3,600m✕3,600mモジュール)
- 照明設備
- LED照明
(自動調光、人感センサー付)
- 基準照度
- 机上面照度750lx
- 天井高
- 3,000mm
- OAフロア
- 100mm(9階、10階は300mm)
- 床荷重
- 500kg/㎡
(ヘビーデューティーゾーン
1,000kg/㎡)
- 電気容量
- 60VA/㎡
- 空調方式
- 4管式ファンコイルユニット
CO2制御による換気、加湿器
自然換気設備
- セキュリティ
入退館システム - 非接触型ICカードによる
入退室管理
- 常用エレベーター
- 高層用 :4基(各24人乗り)
中層用 :4基(各24人乗り)
低層用 :3基(各20人乗り)
シャトル:4基(各24人乗り)
- 荷物・非常用
エレベーター - 荷物用 :1基
非常用 :2基