OSAKA STATION CITYとして10年。
さらにさかのぼると関西が誇るターミナル駅、
大阪駅には100年以上の歴史があります。
OSAKA STATION CITY10年のあゆみ

- 大阪駅の歴史
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初代大阪駅
明治7(1874)年5月11日開業
初代大阪駅は明治7(1874)年5月11日開業。我が国2番目の鉄道である大阪-神戸間の開通に合わせるためホーム以外は仮状態でのスタートだった。広い敷地に停車場本屋がポツンと建ち、名物だった駅前広場の築山庭園の姿はまだなく、客待ちの人力車が見られた。
駅本屋は木造レンガ貼りの洋風建築で、壁の四隅を隅石で飾り、切妻風屋根の破風に特徴的な紋章装飾が施されていた。小屋組みはキングポスト形式だったと言われている。この駅舎はとてもスマートで、いわゆる近世フランス式ゴシック風建築様式であった。「埋田」の地に忽然と現れた洋風建築は、当時としては特殊中の特殊建築であったと思われる。屋根瓦がパンのように見えたので「パン瓦」と呼ばれたそうで、この洋館駅舎はたちまち人気をさらって大阪随一の名所になった。初物食いの大阪人が見逃すはずはなく、弁当持参で見物に訪れる人が後を立たず、「梅田すてん所」の愛称で親しまれた。当時の図絵には中之島公園と並んで堂々と描かれており、その賑わいや熱気が伝わってくる。
建設予定地は当初堂島だった。鉄道工事には大量の資材が必要なため、水運の便を考慮したためと推測されるが、中心市街地で付近住民の反対運動もあり、最終的に市域外で土地の安い梅田曽根崎村、旧中央郵便局西側に変更された。梅田地区には墓地があり、駅を建設してからもなお、卒塔婆が見られたそうである。