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ABOUT

WARP[ WEST ART PROJECT ]

大阪駅西側エリアを起点とするアートプロジェクト。WARPのアートは、人、まち、社会のあらゆるつながりを進化させる入り口になる。時に、大阪駅の歴史を未来につなぎ、新たなレガシーを生みだす。人々の創造性を掻き立て、思考がつながることで、さまざまなアイデアを呼び起こす。創造性を持った人々が交流し、躍動することで、ビジネスや文化が発展していく。現実と仮想がつながり、世界がもっと広がる。イノベーションがまちに溢れ、まちとまちがつながり、未来の大阪へと進化する。日常の場所から未知の領域へ。アートという入り口から、新たな大阪へワープする。

ロゴデザインデザイナー

浅葉 克己

『WARP』ロゴデザインには、東京ADC賞や紫綬章など多数受賞歴のある、日本を代表するグラフィックデザイナー浅葉克己氏によって制作されました。文字を構成する三角や丸などの要素同士がリンクすることで、歴史を積み重ねた先にある文化的な側面を包含し、さまざまな作品が生み出される本プロジェクトを横断/統合するシンボルとして表現しています。

ART

公開時間は施設の営業時間に準じます。

SYMBOL

#0イノゲート大阪1階
THE FOUNTAIN BOY
荒木飛呂彦氏初のパブリックアート、直径 2m の迫力あるステンドグラス作品

CONCEPT

かつて大阪駅のシンボルとなっていた「噴水小僧」をテーマに、「THE FOUNTAIN BOY」と題したステンドグラスを制作。人々が集まり、交流や癒しが生まれる噴水をイメージし、雨となり川や海に流れ、蒸発して再び戻ってくる水の循環をデザインに取り入れ、無限のサークルや回転を想起させる円形に落とし込んだ。使用しているドイツ・ランベルツ社製のアンティークグラスは、中世から受け継がれる手吹きガラスの最高峰。高い透明度と手作りならではの味わいが創り出す色合いが、作品をさらに美しく演出している。

荒木 飛呂彦

宮城県仙台市生まれ。
1980年、集英社主催の第20回手塚賞にて「武装ポーカー」で準入選を受賞。1986年、「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした『ジョジョの奇妙な冒険』は、読者から絶大な支持を獲得。2023年2月より「ウルトラジャンプ」にて、シリーズ第9部となる『The JOJOLands』を連載中。

ART WORK
#1JR大阪駅西口改札前
Bloom
アイデアの創出を花の開花で表現する
12パターンの映像作品

CONCEPT

アイデアが生まれるプロセスを多角的に再構成することをコンセプトに、花の開花をモチーフにした映像作品。色・形・素材によって人が感じる質感が変化すると考え、さまざまな質感の視点から花の姿を表現している。12面のディスプレイには、それぞれ異なる質感の視点から捉えた花が映し出され、同じ視点が同時に現れることはない。新しい大阪駅に集う人々にとって、創造性を生み出す種となることを目指した。

Rena & Motoki

小松怜奈と梅津幹からなるクリエイティブデュオ。東京を拠点として活動する。3DCGならではの質感やマテリアル、動きを活かしたビジュアルエンジニアリングによってデザインの可能性を探求する。

#2イノゲート大阪1階吹き抜け
Point
層で重ねられたグラフィックが人やアイデア、
思考が行き交う場を表現

CONCEPT

絶えず人が行き来する大阪駅。物流、人流が交わる、駅という場所の賑わいやそこで発生するコミュニケーションをモチーフにして作品に落とし込んだ。成長していくエリアを表した記号が隣り合い、重なり、混じり合うことで互いが影響し、新しい地点のための作品として、ここで生まれる賑わいや期待感に花を添える。

大倉 龍司

東京を拠点に活動するグラフィックデザイナー。’22年からグラフィックデザイン会社AYONDに所属。
カラフルでにぎやかなグラフィックを構成する過程で様々な要素を発散・整理していくことで、「雑然」と「整頓」の交差点を見つけ出し、両者の狭間を探求する。

#3イノゲート大阪2階
People at Inogate Osaka
前に立つと水彩画のような
電子絵画を生成する

CONCEPT

この黒い直方体は、前に立つ人間に反応し、水彩のようにぼやけた電子絵画を生成する。過剰なノイズ除去のアルゴリズムによってぼやかされる肖像にも、かろうじてアイデンティティは残っているようにみえる。

Sakamoto Shunta

クリエイターズクラブNEWを運営するアートディレクター。シンボリックな体験を起点としたアートディレクション、デジタルクラフトをはじめ領域を問わないデザインアウトプットを得意とする。「Playable Graphics : 遊べるグラフィック」を探求する自主プロジェクトを展開。

#4イノゲート大阪2階
variable form 34.7016909, 135.4904897
リアルタイムで取得した情報を時計やカレンダーに変換し、
進化するその日の表情やエリアを表現

CONCEPT

文字を作り続ける正方形のモニターと、その文字を使ったアニメーションポスターを縦長のモニターで表示する作品。文字は本来、意味や音から成り立つが、それらの情報に加え、展示会場の場所性、温度、湿度の情報をリアルタイムに反映したオリジナルタイプフェイスを生成する。アニメーションポスターでは、時計やカレンダーといった毎日目にする情報をオリジナルタイプフェイスで表示することで、時々刻々と変化し続けるエリアの表情を感じられる表現を狙った。
什器製作: 小西仁知(EASTWEST Inc.)
サウンドデザイン: 鈴木歩積(CEKAI MUSIC CENTER)

So So So( 阿部 拓海 + 木村 優作 )

阿部拓海と木村優作からなるデザインユニット。インターフェース設計やタイプフェイス/タイポグラフィにフォーカスしたグラフィックを制作する阿部と、企画・コンセプト設計からエンジニアリングを行う木村が互いの領域を越境しながら、メディアを問わないビジュアル表現の開発に取り組んでいる。

#5イノゲート大阪2階屋外
大阪
大阪の文字を元に作られたモニュメントが
新たな待ち合わせ場所のシンボルとなる。

CONCEPT

遊具をイメージした作品。子供の頃、近所にタコ型の滑り台がある公園があり、みんなタコ公園と呼んでいた。他にも象徴的な遊具のある公園はその遊具の名前で呼ばれていた。今回は、そうした記憶をもとに、大阪駅の広場に訪れる人々にとって、ちょっとした広場の目印になることを願って制作した作品である。

三重野 龍

京都を拠点に活動するグラフィックデザイナー。美術や舞台作品のロゴデザインや広報物の制作を中心に、文字を軸にしたグラフィックデザインを実践している。力強くフィジカルな線や面、動植物や自然のものの形、模様からインスパイアされたタイポグラフィを特徴とする。

#6イノゲート大阪1階
高架下の賑わいを光の収束で表現し、心躍る瞬間を形にした作品。

CONCEPT

溢れるようなプラスの感情が人々の心の中で弾け、それが高架下全体に広がっていくような、エネルギーに満ちた作品をイメージしている。日常の中で心を躍らせる瞬間を求め、自然とその場に引き寄せられるように集う。この作品は、まさにそのような感情の拠り所となる場所を目指して制作した作品である。

UESATSU

東京を拠点に活動するグラフィックデザイナー。
1つのモチーフに密着したグラフィック作品を多く制作する。
技法を探りながら、グラデーションを活用した新たな技法を探求し、広告、音楽関連のアートワークや展示デザインなど、ジャンルを超えた幅広い活動を展開している。

公開時間は施設の営業時間に準じます。

#11は改札内にあります。体験不可の期間があります。

ART WORK
#7うめきたグリーンプレイス2階3階
Meet the Wonder
自然豊かな環境と調和する透明感あるグラフィックアート作品

CONCEPT

緑豊かな「うめきたグリーンプレイス」に鮮やかな色を添える存在となる本作品は、自然と人との共生。そして新たな驚きや発見との出会いをコンセプトに、色とりどりの植物と、その中でのびのびと生きる動物たちの姿を描いたグラフィック作品である。施設内2フロアにわたり点在し、その数は11点。集い、行き交う、多くの人々をあちらこちらでお迎えする。ガラスの躯体に陽の光を通す素材に印刷することで、周囲の風景に溶け込み、やさしく調和する佇まいを実現した。

SENKEN+

クリエイティブ制作会社/大阪宣伝研究所が、様々なクリエイターとコラボレーションしながらアート作品を制作するプロジェクト。個性豊かな作家たちの作風を多様なメディアに落とし込み、新たな価値の提供を試みる。今回は同じく大阪拠点に活動するイラストレーター/安田友里加との共同制作。

#8うめきたグリーンプレイス 緑葉の広場2階(XR アート作品)
PORTAL SEEDS
未来の「せいめい」と出会う時空を超えた冒険XR

CONCEPT

「PORTAL SEEDS」は、時空を超えた「せいめい」の物語。
新たな大阪駅エリアとなる場所で、「たね」を守りながら、過去から未来へと繋がる「ポータル」をくぐり、新たな世界へWARPする。あなたの選択が、未来の「せいめい」を育み、世界を紡ぎ出す。
選択によって未来が変わること、責任をもって未来へ運ぶことの尊さを表現したXRアート作品。

SUKOTA

東京都生まれ。映像作家、アーティスト。
ありふれたものやそうでないものにCの黒目をつけてユニークな存在にする手法で数々の個性的なキャラクターを生み出している。ポップでポジティブな世界観が特徴。

#9うめきたグリーンプレイス 緑葉の広場3階(XR アート作品)
MAGIC HOUR
宇宙人から微生物まで。スケールを超え音楽とともに踊るXR野生空間

CONCEPT

天と地、大宇宙と小宇宙、原始と未来が混じり合う新感覚昔話をテーマに、動植物や宇宙人、妖怪、妖精、微生物などがスケールを超え様々な人が行き交う場所で鑑賞者とともに遊ぶXR作品。タイトルは作中にも使われているTAMTAMの楽曲『MAGIC HOUR』より拝借。鑑賞者の意識を通して新たな野生空間を創出し、喜びの場となる事を願い制作。

最後の手段

有坂亜由夢、おいたまい、コハタレンの3人からなる、人々の太古の記憶を呼び覚ますのビデオチーム。
2010年に結成。手描きのアニメーションと人間や大道具小道具を使ったコマ撮りアニメーションなどを融合させ、有機的に動かす映像作品を制作。

#10うめきたグリーンプレイス 緑辺の丘3階(XR アート作品)
1/YOU/0
大阪の都市と仮想世界が融合した、曼荼羅をつくるXRゲーム

CONCEPT

この作品は、様々な仏をモチーフにしたキャラクターが浮遊するインドラネット的仮想世界にあなた(YOU)を飛ばし、オリジナルの曼荼羅を完成させるゲーム(儀式)形式のXR作品。梅田の景色を背景に、ゼロ(胎蔵界)とイチ(金剛界)のトーテムにスマートフォンをかざし、Y, O, U,の3つの球をスワイプして空(そら/くう)にいる仏を探し当て、連鎖的な融合を目指す。最後にはあなたを取り囲む曼荼羅が立ち現れる。

たかくらかずき

アーティスト。ビデオゲームやピクセルアート、VR、NFT、AIなどのデジタル表現を使用し、仏教などの東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学をテーマに作品を制作している。

#11JR 大阪駅うめきた地下口(改札内・XR アート作品)
drip-drop
ポタポタ
花を育みながら独自の音色を生み出すXRサウンドシステム

CONCEPT

drip-dropは生命の音を奏で、創造するフラワーサウンドシステム。うめきた地下口改札内の空間を仮想空間へと展開し、体験者が蜂のように移動することにより花粉を交配させ、水に触れることによって恵を与え、生命の雫が溢れるように独自の音色を生み出す体験ができる。緑の合唱、樹液のセレナーデ、花の息吹きとも呼ばれるこのシステムは、発展をとげた文明に住むニンゲンが目指す新たな文化を花開かせることを表現している。

村田実莉

ビジュアルアーティスト。逆説的なシチュエーション、色彩感覚を元にネイチャーとデジタルを融合させた現象的なビジュアル表現を行う。

XR アート作品の体験方法
INFORMATION

CREDIT

プロデュース

CEKAI

ステンドグラス制作

CREARE ART

ステンドグラス筐体設計

大林組

ステンドグラス筐体施工

ステンドグラス制作協力

株式会社 大阪宣伝研究所

XR空間プロデュース

STYLYSTYLY